当社が認識するマテリアリティサステナビリティ Sustainability
1. 基本的な考え方
この度、ファーマライズグループは、サステナビリティに関するリスクや機会の重要課題(マテリアリティ)を特定いたしました。経済産業省「伊藤レポート3.0(SX版伊藤レポート)」は、経営環境の急激な変化が続いている現在、サステナビリティに関する課題は、リスクであることを超えて企業経営の「根幹となる要素」となっていると指摘しています。当社グループが企業として存続していくためには、今回のマテリアリティの特定とその対策の検討は、当社グループが長期を見据えたビジョンと戦略を考える第一歩となるものです。私たちにとってのマテリアリティは、①グループの社是や企業理念に記されたミッションの実現、②調剤薬局を含めたヘルスケア産業に求められている社会的な役割期待、③予想される経済、政治、社会、技術、地球環境などの長期的展望、の3つの「共通集合」のなかにあると考えています。ファーマライズグループは、今後もサステナビリティ委員会を中心に、それぞれのマテリアリティについてのレビュー、対応策や投資計画の策定を含めた活動計画を進めていく方針です。
重要課題(マテリアリティ)を規定する三要素
2. マテリアリティ(重要課題)の特定過程
① 直近の社会環境変化と当社の社会的課題の抽出
サステナビリティ委員会における長期ビジョンの検討と社会的課題を抽出いたしました。そのうえで、企業理念・価値観や外部情報(ESG評価機関、業界団体等)も整理・検討いたしました。
② 社内外のヒアリング
従業員を対象にSDGsやサステナビリティに関する研修とアンケートを行い、幹部社員に対してはリスクと機会に関する重要課題(マテリアリティ)に関するアンケートを実施いたしました。またアンケート内容に関しましては外部の有識者に対しても意見を聴取しております。
③ グループ内における横断的な検討
上記②のアンケート結果を踏まえたうえで、サステナビリティ委員会において、社会と当社グループに係るリスクと機会に関する重要課題(マテリアリティ)を検討いたしました。
④ 選出された課題の優先順位付けとマテリアリティの特定
サステナビリティ委員会において、外部コンサルタントの意見を交えながら、マテリアリティの優先順位付けを行いました。そのうえで、マテリアリティの特定と対応策の検討を行いました。
3. 特定されたマテリアリティ
上記の過程を経て、5つのマテリアリティが特定され、21の課題が設定されました。
5つのマテリアリティ | 21の課題設定 | 重要度 (リスク) |
重要度 (機会) |
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健康と幸せを支えるパートナー、 心を込めたホスピタリティ |
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◎ | ◎ |
新しい時代の地域医療システムの改革と協創 |
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◎ | ◎ |
サステナブルな社会と未来に向けての取り組み |
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◎ | ○ |
“知識”と“優しさ”をもった人財の育成 |
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◎ | ◎ |
「パーフェクト(完璧)」な経営の基盤構築 |
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○ | △ |
また、マテリアリティを特定する過程で以下のマテリアリティマップが形成されました。
マテリアリティマップ(リスク)
社会・ステークホルダーにとっての重要性 | 非常に重要 |
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重要 |
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重要 | 非常に重要 | |||
ファーマライズグループにとっての重要性 |
マテリアリティマップ(機会)
社会・ステークホルダーにとっての重要性 | 非常に重要 |
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重要 |
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重要 | 非常に重要 | |||
ファーマライズグループにとっての重要性 |