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[はじめに]
当薬局では、地域医療に貢献するため、平成6年から、在宅活動を開始し、現在、福島市内の7店舗で、23医療機関から、70名の在宅処方箋を応需している。
以前から、在宅処方を応需し、連携をとっていた、福島市内の在宅ホスピス医からの強い要望と、当薬局薬剤師の熱意もあり、平成14年5月に、クリーンベンチを設置し、同年6月には、調剤薬局における、麻薬の持続注入調剤をも可能となった。
持続注入調剤導入から、1年が経過し、保険薬局薬剤師が、地域の在宅ホスピスチームの一員として稼動し、在宅ホスピス医からも、保険調剤薬局薬剤師の参入による、在宅ホスピスでの貢献度は高いと評価を頂いている。
今回は、現在までの麻薬の使用状況と、医療機関との連携体制、今後の課題等について報告する。
[内容]
- 在宅ホスピス受付件数推移
当薬局で受け付けた在宅ホスピス受付件数は、平成12年6件、13年3件、14年9件、15年25件と年々増加している。
(麻薬使用量の推移:平成12年度50,472mg(7種類)の使用量が、年々増加し、平成15年度は、210,549mg(20種類)と、約4倍の使用量となった。)
- 医療機関との連携体制
平成14年5月のクリーンベンチ設置後、モルヒネの持続注入調剤が可能となり、在宅での内服から持続注入への移行が、スムーズに行われている。
[課題]
当薬局の在宅ホスピス受付件数は、総在宅件数に比較すれば、まだまだ少数ではあるが、在宅ホスピスのニーズが高いことを実感している。地域のより多くの保険薬局の基盤が整備されれば、保険薬局薬剤師は、この分野で更に貢献できるであろう。
在宅ホスピスにおける、保険薬局の役割とは、麻薬の安定供給、患者の疼痛緩和と、患者・家族の、薬についての不安の解消を支援することと考えている。いかに、地域ぐるみで安定供給できる体制を整えるか、また、調剤に携わる薬剤師の確保と教育をどう行っていくかが、今後の課題ではないだろうか。
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