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[はじめに]
分業率50%時代を迎えて、保険薬局は、国民に対してその役割を認識してもらう必要性が更に増してきた。調剤報酬点数の構成を見ても、インテリジェントフィーの新設・一部改定などで、保険薬局薬剤師の業務が、服薬指導や情報提供に重点が置かれる様になったことは明らかである。
当社でも、保険薬局薬剤師が医師や患者への情報提供活動を活発にすることは、患者、地域の医療に貢献するために不可欠と考え、昨年8月より薬剤師教育の一環として、「アップ・ユア・インフォメーション」という情報提供活動を推進するレベルアップキャンペーンを実施した。
その結果、及び、患者、医師などの反応について報告する。
[方法]
社内で実行委員を組織して、チェーン店の有る各地で情報提供活動の重要性を啓蒙するキャンペーン活動を行った。
その上で、各店舗にて情報提供活動を推進すべく「店舗内症例検討会」を実施し、その中で実際に医師、患者に情報提供することができた症例について、イントラネット上の掲示板、メーリングリストを利用して、事例報告や店舗間での意見交換を実施した。
対象となったものは、長期投薬情報提供料1、同2、医薬品品質情報提供料、調剤情報提供料、服薬情報提供料などを算定した症例である。
[結果]
2002年10月単月の集計では、当社薬剤師45名から、合計366件の症例、意見が掲示板に寄せられた。(内訳:長期投薬情報提供料1算定症例195件、服薬情報提供料算定症例92件、医薬品品質情報提供料算定症例0件、調剤情報提供料算定症例0件、長期投薬情報提供料2算定症例0件、その他意見交換など79件)
服薬情報提供活動などを通じて、患者からは、「薬剤師さんに親近感と頼りがいを感じた」「医師に言えずに悩んでいた。薬剤師さんは私の思いを上手に医師に伝えてくれた」など感想を頂いた。医師からは、「このような情報を頂けるとたいへん助かる」「この活動をこれからも継続してほしい」と感想を頂いた。
[考察]
今回の取り組みは、情報提供活動を推進する大きな動機付けとなった。
店舗内の限られた薬剤師だけの症例検討に留まらず、チェーン店に勤務する多くの薬剤師の知識や情報を交換する社内ネットワークを用いて、患者や、地域医療に更に貢献できることを確信した。
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