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[はじめに]
薬学部の教育カリキュラムにおいて、病院・薬局実務実習はここ数年間のうちに殆どの大学で選択科目から必修科目へと移行し、現在では医療薬学系の課程開設とともに薬剤師養成教育の中心的内容といっても過言ではない。
この背景を受け当薬局では、日薬および私大協が目標としているところの実習、すなわち見学にとどまらない『実務』実習の実施をめざし、ひいては学生が今後の薬剤師像に希望をもって卒業できるようなカリキュラムを組んで行きたいと考えている。今回はこの実務実習について実際の実習風景の写真を展示しながら取り組みの概要を発表する。
[薬局実習概要抜粋]
- 処方箋に基づく調剤、投薬、薬歴記載、レセプト
- インターネットで医療情勢に関しての調査
- 在宅医療への同行(IVH、麻薬持続注入、在宅酸素など)
- 施設活動(医師の回診同行、処方設計への携わり)
- 特別養護老人ホームでの介護体験研修
- クリーンベンチにおける調剤業務(輸液調剤の流れ・モルヒネ製剤の取り扱い)
- 情報提供活動(医師・医療機関への情報提供等)
[まとめ]
実際に今春、今夏に実習を終えた学生からも地域における保健薬局業務の幅広さを実感するとともに、薬剤師に対する社会的ニーズに触れることができたとの感想を得ている。ある業界誌では薬学部卒業者の60%以上が医療関係に就職し、そのうち調剤薬局を就職先とする人数は男女問わず第一位となっていると報じている。すなわち調剤薬局においての学生実務実習の質そのものが、未来の薬剤師の質となりうる可能性は十分考えられる。実習生のみならず、現在薬剤師として仕事をしている我々も真剣に取り組んでいかなければならない事項と考える。
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