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[はじめに]
近年、死因の約3/1を占め、増加傾向にある癌患者の在宅ホスピスの需要が高まってきている。末期癌患者の多くは、自宅で最期を迎えることを望んでいるが、地域で受け入れできる在宅医療チームが寡少のため、その望みを叶えることができない現状がある。
福島市においては、この問題を解決するために、2002年1月に在宅ホスピスケアネット福島(主催:福島市社会福祉協議会)という会が発足され、ターミナルケアカンファランスを通じて、在宅ホスピスに関わる医師、看護師、薬剤師が積極的に意見を交換し、研鑽を重ねてきている。当薬局では、今年の6月にクリーンベンチを設置し、モルヒネ持続注入の調剤を可能とした。これにより、当薬局の薬剤師は、更に、在宅ホスピスの連携に注力できた。
今回は、これまでの活動の中で、在宅ホスピスにおける保険薬局薬剤師の役割について若干の考察を得たので報告する。
[目的]
地域医療(在宅ホスピスチーム)の連携の中に保険薬局の確固たる役割を見出す。
[方法]
- ホスピスにたずさわる薬剤師の教育
在宅ホスピスケアネット福島への参加、
社内勉強会→訪問薬剤管理指導
- 在宅麻薬持続注入実施の準備
クリーンベンチ設置→連携のための事前カンファランス
[結果・考察]
保険薬局がクリーンベンチを設置して、麻薬持続注入の導入を円滑にすることは、在宅ホスピスに大きく貢献することを実感した。今日までの連携の中で、医師から「以前から薬剤師の意見は、医師、看護師とも視点が違い、参考にさせて頂いている。ここ数年は、看護師と良い連携を取ることに注力したが、今後は薬剤師との連携に注力していきたい。」と評価を頂いている。
今後は、休日や夜間の対応、社内外の連携体制を強化し、研鑽を重ね、地域医療、社会に貢献する薬剤師をアピールしていきたい。
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